日記 2021/05/28

12時ごろ、起床する。朝ごはんにパスタを茹でて食べる。のんびりしていたら予定出発時刻を過ぎていて、実験に15分くらい遅れてしまった……。

15時ごろに実験が終わったので、学科の控え室に遊びに行く。ぐだぐだと競プロや院試の話をしていた。3年生の間はほぼすべての授業がオンラインで、自分は大学に行ってオンライン授業を受けることもしなかったので、控え室でのこういった交流は4年生に入ってからがほとんどである。

16時すこし前に大学を出て、家に帰る。17時半から数理情報コースのオンライン懇親会に出席した。前半1時間は研究室紹介、後半は研究室ごとのブレイクアウトルームで先生方とお話、というスケジュールだった。先生方からはいろいろな話を聞くことができたが、結局志望する研究室は決まらなかった。ほかの工学部の学科と違って、計数工学科は卒論の配属が10月なので、自分はいまだに研究というものを知らない。期限ぎりぎりまで悩んで、配属された後も隣の芝生を青く見る自分がありありと想像できるが、まあなるようになるだろう。

懇親会じたいが20時に解散となったあと、学科同期数人とZoomに残って雑談をした。皆どの研究室を志望するかで大いに悩んでいた。これまでの中学入試・大学入試・進振りと院試がもっとも違う点として、競う相手の多くが慣れ親しんだ学科同期であることが挙げられる。少ない枠を友人と奪い合うのは本当に辛い。院試までこのストレスが続くかと思うと心が沈むが、自分の経験上一晩寝たら大抵のことは辛くなくなるので、これもそのような一過性のものだと信じたい。

しばらく何も手につかず、ぼんやりとYouTubeを見たり、天鳳で麻雀を打ったりしていた。流石にまずいと思ったので、05/26の日記で述べたとおり、オイラーツアーとLCAの実装をした。ちょうど青diffのなかにLCAを求めるだけの問題があったので、verifyに使わせてもらった。

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その後、あまり腰を入れて考察をする気にもなれなかったので、数日前から考えていたが解き方がさっぱり分からなかった2問を解説ACした。

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解法と感想(クリックで展開)

上手く範囲を絞って全探索する、という方針でずっと考えていたが、良い構造が全く見えてこなかったので諦めた。想定解は二分探索。全く発想になかった。「 K 番目に小さい値を求めよ」のような問題では二分探索が定石らしい。悔しいが、典型を一つ学べたので良しとする。



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解法と感想(クリックで展開)

ACL Beginner Contestの問題なので、遅延セグ木による解法を考えていたが、配列として「\mathrm{mod}\ 998244353 での値」を持とうとすると更新に、「その桁の数字」を持とうとすると総和に、それぞれ  O(N) かかってしまうので途方に暮れていた。結局、そのペア(に近いもの)を持てばよかったらしい。代数系としてなんらかのペア全体の集合を取るのは数学でも頻出なので思いつきたかったが、int とmodint 以外の型を遅延セグ木に乗せる発想が全くなかったし、そもそもそれが可能ということも陽に意識したことはなかったので、仕方ないかな、とも思う。



これで青diffのsolvedは221問中73問となった。

どの研究室を志望するか悩んでいる、ということは、裏を返せば、どの研究室に配属されても楽しめる可能性が高い、ということだ。頼むからどこかには入れてほしい。